野球の戦術入門 代走
野球の戦術として使われている、代走(ピンチランナーを送る)についての入門です。ヒットやフォアボールでランナーがいる時に、足の速い選手を代わりに塁に出すことができる野球のルールです。ただし、代走が送られ、ベンチへと戻らないといけない選手は、その試合にもう出ることはできません。
そのため、戦術として使われる代走は、終盤に使われることの多い作戦となっています。足の速い選手をランナーにするためには、スタメンで試合に出ている主力の選手をベンチに戻す必要があるからです。
では、どのような時に使われているのか具体的に説明していきます。
8回裏に1点差で負けている場面で、ランナーが1塁の時は、その走者にピンチランナーが送られます。バッターがライト前ヒットを打てば3塁へ、あるいはバントをしたときに2塁でアウトになる事を阻止するために、または盗塁して2塁に進むため、足のはやいランナーを起用します。
また、9回表に2点差で負けている場面で、ランナー1,2塁の状況を作れた時、1塁ランナーにピンチランナーを送ります。これは、2点差で負けているため、2塁ランナーがホームに帰ってきても、同点にならないからです。そのため、同点になる1塁ランナーに足の速い選手を送ります。
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